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- うんちだけ残る理由
- おしっこ先行・うんち先行の違い
- 段階を踏んで卒業する流れ
- 姿勢や声かけの工夫
- 便秘との悪循環と受診目安
「トイトレでうんちだけできない」はよくあることで、焦る必要はありません。「おむつのままトイレで出す」ところから少しずつ段階を進め、足がしっかり床につく姿勢をつくり、出そうなタイミングで誘うのがポイントです。無理強いや叱ることはかえって遠回りになりやすいので、時間がかかっても大丈夫、と割り切ることが結局は近道になりやすいです。
「おしっこはトイレでできるのに、うんちだけおむつに履き替えてしたがる」——トイトレでは多くの家庭がこの壁にぶつかります。私自身も長女がこの時期、毎日のように「今日もおむつに履き替えたい」と言われて内心焦っていました。うんちはおしっこと違って意識して我慢しやすいぶん、子どもなりの理由があって出せずにいるだけなのだと分かってきました。この記事では、うんちだけ残る理由から段階を踏んで卒業していく流れ、我が家で効いた工夫を紹介します。
トイトレでうんちだけできないのはなぜ?よくある理由

うんちだけ苦手な子には共通した理由があります。叱る前に、どれに当てはまるか見てあげましょう。
| 理由 | 子どものサイン | 親ができること |
|---|---|---|
| おむつの安心感 | おむつに履き替えたがる | おむつのままトイレで座る段階から始める |
| 踏ん張れない | 座ると足がぶらぶらする | 足の裏が床や踏み台につく姿勢に整える |
| 水はね・落ちる感覚が怖い | 便座に座るのを怖がる | 補助便座で穴を小さくし安心感を作る |
| 一人が不安・見られたくない | 親についてきてほしがる | 安心する距離感に合わせる |
| タイミングが読めない | 遊びに夢中で気づいたら出る | 動きが止まる・力むしぐさを観察して誘う |
「おむつのままトイレで出す」から卒業までの段階

今夜「おむつに替えて」と言われたら、無理に止めなくても大丈夫、というのがわが家の考え方でした。我慢が続くと便秘につながることもあると言われています。
段階を踏んで進めると、うんちだけ苦手な子でも無理なく卒業に近づけます。うちの長女は、下の表の段階1と2の間を何度か行き来しました。
| 段階 | やること | 次に進むサイン | 戻す判断 |
|---|---|---|---|
| 1. おむつのままトイレへ | おむつをはいたまま補助便座に座る習慣をつける | 座るのを嫌がらず、出せる回数が増えた | 座るだけで泣くなら、そばで見るだけに戻す |
| 2. おむつをゆるめて座る | お尻部分だけずらした状態で座る | 緩んでいても嫌がらず座れる | 不安がる様子が続くなら段階1に戻す |
| 3. おむつなしで座る | おむつを完全に外し、素肌で座って出す | おむつなしで出せる日が続いた | おむつに履き替えた瞬間に出るなら段階2に戻す |
| 4. パンツで過ごす | 日中パンツで過ごし、教えてくれたときにトイレへ | 自分から教える回数が増えた | 我慢する様子が増えたら段階3の頻度を増やす |
わが家では段階1に3週間、卒業まで半年近くかかりました。数日で進まなくても焦らなくて大丈夫です。
大事なのは「段階を戻すことは失敗ではない」ということです。進んでは戻りを繰り返すのが普通だと思うと、親の気持ちにも余裕が生まれます。
うちの子はどっち?おしっこ先行型とうんち先行型
「うんちだけできない」で検索する方が多い一方で、実は「うんちは早くできたのに、おしっこがまだ」という子もいます。
おしっこ先行型(うんちだけ残るタイプ)
おしっこの間隔は比較的長く、失敗しても本人が気づきやすいのに対し、うんちは「踏ん張る」という能動的な動作が必要なぶん、おむつの安心感を手放しにくいタイプです。今回の記事はこちらを中心に扱います。
うんち先行型(おしっこがまだのタイプ)
うんちのサインは表情や動きに出やすく、周囲も気づきやすいため、先に成功体験を積みやすい子もいます。その場合は、うんちで身についた「トイレに座って出す」という感覚を、おしっこの声かけにもそのまま使えるはずです。どちらのタイプでも、できている方の成功体験を土台にして、もう一方に広げていく考え方は共通しています。
※あくまで個人の感想です。効果や向き不向きには個人差があります。
うちの長女は、おしっこは早い段階でトイレでできるようになったのに、うんちだけは半年近く「おむつに履き替えてから」出す時期が続きました。最初は「なんでうんちだけ嫌がるんだろう」と焦っていましたが、無理にパンツにせず、おむつのままトイレの補助便座に座らせることから始めたら、少しずつ座ることへの抵抗がなくなっていきました。途中、進めすぎて座るのを嫌がるようになった時期は、一段階前のやり方に戻したこともあります。結果的に、急がずに一段ずつ戻したり進めたりを繰り返したのがいちばん近道だったと感じました。
足がしっかり床につく姿勢をつくる
うんちを出すには、便座に座って足の裏がしっかり床や踏み台につき、踏ん張れる姿勢を作れることが助けになります。足がぶらぶらしていると力が入らず、出したい気持ちがあっても出せないことがあります。わが家では補助便座と踏み台を組み合わせて使っていました。選び方の詳しい比較はこちらの記事にまとめています。
🛒 トイトレ用の踏み台
座ったときに足の裏がしっかり床につくと、わが家では踏ん張る感覚をつかみやすくなりました。
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出そうなタイミングを逃さない観察と誘い方
うんちは食後に腸が動きやすいなど出やすいタイミングがある程度決まってくることが多く、「出そうな瞬間」だけを狙って誘うほうが成功しやすくなりました。四六時中トイレに座らせるより、様子を観察して声をかけるほうが、本人の負担も少なくて済みます。
どんなサインを見ればいい?
遊びの途中で動きが止まる、隅に隠れようとする、顔をしかめて力むしぐさをする——こうしたサインが見えたら、「トイレ行ってみる?」と軽く誘うタイミングです。断られたら無理に連れて行かず、「出そうになったら教えてね」と伝えるだけでも十分です。
便秘との悪循環と受診の目安
小児科領域では、うんちを我慢する時期が続くと便が硬くなって出すときに痛みを伴い、それがさらに我慢を強める悪循環になることがあると言われています。「トイトレの問題」と「便秘の問題」が重なっているときは、トイトレの工夫だけでは解決しないこともあります。
何日も便が出ずお腹が張って苦しそうにしている、排便のときに痛がって出血がある、うんちを我慢する様子が続いて機嫌が悪い日が多い——こうした様子が当てはまるときは、自己判断で様子を見続けず、小児科や乳幼児健診の機会に相談してください。「何日出ていないか」よりも、上記のような様子があるかどうかで判断することが大切だと言われています。便秘が続くとさらに我慢しやすくなる悪循環になることもあるため、早めの相談が安心です。
うちが避けた3つ
失敗したときに大きな声で反応する、他の子と比べる、「まだできないの?」と繰り返し聞く——この3つは本人を萎縮させやすいと感じ、意識して控えるようにしていました。できた日だけでなく、座れただけの日も「座れたね」と声をかけるようにすると、本人の表情が少しずつやわらいでいきました。
絵本・声かけ・ごほうびの使い方
言葉で説明してもピンとこない年齢の子には、絵本や短い声かけ、ごほうびを組み合わせるほうが伝わりやすいことがあります。「出す」という行為を前向きなイメージに変える手助けになりました。
どう使うと伝わりやすい?
うんちが出てくる様子を楽しく描いた絵本を寝る前に読む、成功したらシールを貼るカレンダーを使う、「出せてすっきりしたね」とポジティブな言葉で締めくくる——特別な道具がなくても、毎日の声かけを少し変えるだけで反応が変わることもありました。
わが家で読んだのは『うんちがぽとん』(アロナ・フランケル作、アリス館)です。
🛒 トイトレに使えるうんちの絵本
うんちを我慢せず出す気持ちよさを、絵本を通して伝えるのも一つの方法です。
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いつまで様子を見てよい?
トイトレの進み方には個人差が大きいものです。「この年齢までに」という医学的な線引きがあるわけではなく、小学校入学を意識して気にかけ始める家庭が多いようです。ただこれはあくまで目安で、焦って無理に進める理由にはならないと思っています。気になる場合は、乳幼児健診やかかりつけ医で相談してみると安心です。
よくある質問
Q. 「おむつに替えて」と言われたら替えてもいいですか?
A. わが家では無理に止めず、そのまま替えてあげていました。おむつのままトイレで座る段階から少しずつ進めるのがおすすめです。
Q. 布パンツにすればうんちもできるようになりますか?
A. パンツに替えることがきっかけになる子もいますが、うんちだけは別に時間がかかる子も多く、一概には言えないと感じています。うちの場合は、パンツにする前におむつのままトイレで座る練習を挟んだことが助けになりました。
Q. きょうだいの上の子と比べて遅い気がして心配です
A. 進み方には個人差が大きく、比べても本人の助けにはなりにくいと感じています。心配が続くようなら、健診やかかりつけ医で相談してみると気持ちが軽くなることもあります。
まとめ
トイトレでうんちだけできないのは、多くの子が通る自然な過程です。おむつのままトイレで出す段階から少しずつ進め、踏ん張れる姿勢を整え、出そうなタイミングで誘う——この積み重ねが、わが家にとっては一番の近道でした。叱ったり急かしたりせず、進んでは戻りを繰り返しながら見守ってあげてください。まずは今日、トイレに座れただけでも「座れたね」と一言、声をかけることから始めてみませんか。

