夜泣きのたびにミルクをあげていい?夜中の回数を減らす順番と進め方

夜泣きのたびにミルクをあげていい?夜中の回数を減らす順番と進め方 ねんね・夜泣き

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夜中に何度も泣かれてミルクをあげ続け、気づけば自分の睡眠時間がほとんどない。そろそろ回数を減らしたいけれど、泣かれるのが怖くて手が出せない…。そんな完全ミルク育児中の方に向けて、今日から始められる減らし方の順番をまとめました。

📌 この記事でわかること

  • 毎回あげていいかの答え
  • 月齢別の夜間回数の目安
  • 一晩の合計から減らす順番
  • 麦茶を拒否された時の対処
✅ まず結論

夜中にミルクを欲しがって大泣きするときは、まず抱っこやトントンで数分待ち、それでも泣き止まなければあげて大丈夫です。減らす作業は少しずつで構いません。ただ、空腹以外の理由で毎晩ミルクをあげ続けるのは、あまりおすすめできません。まずは一晩に飲んでいる合計量を数えて、一番浅い眠りの回(多くは明け方寄りの1回)から少しずつ減らすのが、遠回りに見えて進めやすい方法のひとつです。量を減らす→回数を減らす→間隔を延ばす→白湯や麦茶に置き換える、の順で試すとつまずきにくいです。

夜泣きのたびにミルクをあげていい?

生後しばらくは、夜中に泣いたらミルクをあげて問題ありません。ただ、離乳食が進んでも「泣くたびに毎回あげる」を続けていると、次の3つにつながりやすいので注意が必要です。

  • 朝の食欲が落ちる……夜間にお腹が満たされすぎて、朝の授乳や離乳食を欲しがらなくなることがあります
  • 一晩の総量が増えすぎる……寝ぼけたまま反射的に飲んでいるだけで、実は満腹なのに追加で飲んでいることもあります
  • むし歯のリスクが上がる……寝ている間に糖分を含む水分が口の中に残りやすくなります(詳しくは後述します)

「泣いたら反射的にミルク」をひとまずやめて、まず「本当にお腹が空いているのか」を見極めるところから始めると、このあとの減らす作業がぐっとやりやすくなります。目安は「授乳から2〜3時間以上たっている」「口をパクパクさせる・指をしゃぶるなど空腹のサインがある」「抱っこやトントンだけでは泣き止まない」の3点で、そろっていれば空腹の可能性が高いと言われています。飲んだばかりや数分の抱っこで泣き止む場合は、入眠の癖や体調不良など別の理由のことも多いようです。

月齢別・夜間ミルクの回数の目安

「うちの子は多いのかも」と不安になったら、まずはおおまかな目安を確認してみましょう。

月齢 夜間ミルクの目安 備考
生後〜3か月ごろ 3時間おきなど頻回な授乳が必要な時期 減らす対象ではありません。夜間の授乳が成長に欠かせない時期です
3〜6か月ごろ 1〜2回は必要なことが多い 胃が小さく、夜間の授乳がまだ生活リズムの一部になっている時期
6〜9か月ごろ 0〜1回に減っていく子が多い 離乳食が進み、栄養の多くを食事からとれるようになる時期
9か月〜1歳ごろ 残すかどうかは家庭の判断でよい 個人差が大きく、入眠の習慣として続けている家庭も多い

※あくまで一般的な目安です。個人差が大きいため、気になる場合は健診で相談してください(2026年9月時点)。

厚生労働省「授乳・離乳の支援ガイド」(2019年改定版)では、離乳の完了は生後12〜18か月ごろとされ、離乳の完了=ミルクをやめることとは定義されていません。ミルクをいつやめるべきかに法律や医学的な正解があるわけではなく、家庭ごとのペースで進めてよいということです。

減らしはじめていいサインの3つ

次の3つがそろっていれば、減らし始めてよい時期と考えられます。

  • 3回食のリズムが安定してきた
  • 体重が母子健康手帳の成長曲線に沿って増えている(自己判断せず、健診でグラフを見てもらうと確実です)
  • 体調がよく、機嫌のいい日が続いている

逆に、体調を崩している最中や、離乳食がまだ始まったばかりの時期に無理に減らすのはおすすめしません。焦らず、条件がそろってから始めましょう。

一晩のミルク合計を数えて、どの回から削るか

一晩の合計を見える化して削る順番を決める図

回数だけを見て「まず1回減らそう」と決めると、量が減らないままかえって寝つきが悪くなることがあります。先に一晩の合計を「見える化」してから、削る順番を決めるのがコツです。

  1. まず3日分、夜中に飲んだ時刻と量をメモして合計する
  2. 合計のうち、いちばん量が少ない回・眠りが浅い回(多くは明け方寄りの1回)から最初に減らす
  3. 慣れてきたら真夜中の1回を減らす
  4. 最後まで残すのは寝入りばなの1回(寝かしつけの一部になっていることが多いため)

ただし寝入りばなの1回を残す場合は、飲み終えたら哺乳瓶を外してから寝かせるのが基本です(くわえたまま眠らせない。むし歯リスクは後述します)。

この順番で進めると、「昨日より減った」という実感が早く持てるので、途中で心が折れにくくなります。わが家では1つの回を数日〜1週間ほど様子見してから次に進みましたが、進むペースは子どもの様子次第です。

減らし方は4パターン。わが家の3週間の記録

減らし方には主に4つのやり方があります。組み合わせて使うと進めやすくなります。

  • 量を減らす……1回あたりのミルクの量を少しずつ減らす
  • 回数を減らす……見える化した合計から、浅い回をまるごとやめる
  • 間隔を延ばす……すぐに飲ませず、抱っこやトントンで少し待ってみる
  • 置き換える……ミルクの代わりに白湯や赤ちゃん用の麦茶を少量与える
✍️ ゆいの体験談

※あくまで個人の感想です。効果や向き不向きには個人差があります。

長女が生後9か月を過ぎた頃、夜中に2〜3回ミルクを欲しがるのが続いて、私も寝不足が限界でした。まず3日分、夜中に飲んだ時間と量をメモしてみると、一晩の合計が思ったより多いと気づき、そこから少しずつ減らしていきました。

  • 1〜2日目:様子見。時刻と量をメモするだけ
  • 3日目:明け方の1回を半分に。少しぐずったが、抱っこで数分で眠った
  • 1週目の終わり:明け方の量が落ち着いてきた
  • 2週目に入ってすぐ:明け方の1回をやめる。最初は起きて泣いたが、日ごとに寝続ける夜が増えた
  • 10日目ごろ:真夜中の1回を麦茶に置き換えようとしたが、哺乳瓶で出しても嫌がられ、その晩はミルクに戻した
  • 2週目の終わり:数日かけてストローマグに切り替え、日中に慣れさせたらようやく受け入れてくれた
  • 3週目:真夜中の回の間隔を延ばし、寝入りばなの1回だけを残すところまで進んだ

それでも夜中に起きる回数はぐっと減り、私自身の睡眠時間もようやく確保できるようになりました。

ゆいの夜中のミルク3週間の減らし方タイムライン

「麦茶を拒否する」を乗り越えるチェックリスト

置き換えの壁になりやすいのが「麦茶を拒否される」ことです。わが家でもここで何度もつまずきました。次を試すと、拒否されにくくなります。

  • 哺乳瓶ではなくストローマグやコップで出す(「いつもと違う飲み物」と認識させる)
  • 最初は麦茶を薄めに作り、慣れたら少しずつ濃くする
  • 寝る前ではなく、日中の機嫌がいいタイミングで先に慣れさせておく
  • 枕元にマグを用意しておき、夜中にすぐ出せるようにする

数日で嫌がらなくなる子もいれば時間がかかる子もいます。1〜2週間は気長に試してみてください。

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哺乳瓶を卒業しても、マグで水分がとれる練習をしておくと減らす作業がスムーズです。

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減らしたのに夜泣きが増えた…そんな時期の乗り切り方

回数を減らし始めた直後は、一時的に夜泣きが増えることもありますが、これは「ミルクが欲しくて泣いている」のではなく、「いつもの習慣が変わったことへの不安」であることが多いようです。

  • トントンや抱っこで安心させる(数日は長めの時間をとる)
  • 部屋を暗くし、朝晩の生活リズムを一定にする
  • 寝る前は満足するまで飲ませ、飲み終わってから寝かせる(哺乳瓶をくわえたまま寝入らせない)
  • 一度戻しても失敗ではありません。数日おいてまた挑戦してよいです
  • 発熱・耳を触るしぐさ・機嫌がずっと悪いなど、ミルク以外の理由で泣いていないかも確認する

トントンや抱っこ以外に、おしゃぶりを入眠の助けにしている家庭もあります。夜中に外れて泣くときの対処法は夜泣きにおしゃぶりはあり?で詳しく紹介しています。ミルクを減らす作業と入眠習慣の見直しを同時に進めると負担が大きくなりがちなので、焦らず1つずつ試してみてください。

数日様子を見てもよいのか、抱き上げて対応すべきなのか迷ったときは、「放置」と「見守り」の違いを整理した1歳の夜泣きは放置していい?も参考にしてください。夜泣き対策全般については1歳の夜泣きがひどい…原因と対策で詳しくまとめました。

哺乳瓶とむし歯、そして受診の目安

日本小児歯科学会は、哺乳瓶でミルクを飲みながら眠ってしまうとむし歯のリスクが高くなるとしています。夜中の頻繁な授乳もむし歯の一因になるとされ、卒乳・卒瓶の目安は1歳6か月ごろとされています。

⚠️ 体重や栄養の判断は自己判断しない

減らすペースや量は自己判断で決めず、体重や栄養状態が心配なときは健診や小児科で相談してください。「1歳6か月までにやめないとむし歯になる」と断定はできませんが、寝ている間の哺乳瓶の使用はリスクを高めることがあるとされています。

次のような様子があれば、自己判断で様子を見続けず、健診やかかりつけの小児科に相談してください。

  • 体重の増え方が心配なとき
  • 嘔吐やぐったりした様子が続くとき
  • 極端に飲まない・食べない状態が続くとき
  • 発熱や耳を痛がるしぐさがあるとき

よくある質問

Q. 完ミでも夜間断乳はできますか?
A. 3回食のリズムが安定し、体重が成長曲線に沿って増えていて、体調がよい日が続いていること、が目安です。生後6か月未満は対象になりません。本文の「量を減らす→回数を減らす→間隔を延ばす→置き換える」の順で進めれば、完ミでも少しずつ減らしていけます。

Q. 麦茶を嫌がって全然飲んでくれません。どうすればいいですか?
A. 哺乳瓶ではなくストローマグやコップで出す、最初は薄めに作って少しずつ濃くする、日中の機嫌がいいときに先に慣れさせておく、といった工夫で嫌がられにくくなります。数日で慣れる子もいれば時間がかかる子もいるので、1〜2週間は気長に試してみてください。

まとめ

  • 空腹以外の理由で毎回あげ続けるのはおすすめしない
  • まず一晩の合計を数え、いちばん浅い回から減らす
  • 量を減らす→回数を減らす→間隔を延ばす→置き換える、の順で試す
  • 麦茶はストローマグで、薄めから慣らしていく
  • 心配なことがあれば自己判断せず健診・小児科へ相談する

焦らず、わが子のペースに合わせて少しずつ進めていきましょう。

ストローマグや麦茶以外にも、寝かしつけまわりのグッズをまとめて見るなら、こちらもどうぞ。

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この記事を書いた人
ゆい

ゆい|30代・2児(長女5歳・長男0歳)を育てるママです。はじめての育児で「情報が多すぎて何を選べばいいか分からない」と悩んだ経験から、同じように迷うママ・パパの"コンパス"になりたくて「こそだてコンパス」を開設しました。自分の実体験と、公的機関・メーカー公式などの信頼できる情報をもとに、育児の「困った」をやさしく解決します。

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